HbA1cが高いといわれた
HbA1cはヘモグロビンとグルコースが結合したもので、過去数カ月の血糖を反映したものとなります。
肝硬変や溶血性貧血等では実際より低くでたり、鉄欠乏性貧血やビタミンB12欠乏性貧血等では実際より高く出るため、HbA1cのみでは糖尿病の診断には至りませんが、糖尿病を診断する上で重要な検査所見となります。
一般的に血糖およびHbA1cの数値は以下のように解釈します。
空腹時血糖 126mg/dl以上 かつ HbA1c 6.5%以上:: 糖尿病
空腹時血糖 126mg/dl未満 HbA1c 6.5%以上:: 要再検査
空腹時血糖 126mg/dl以上かつHbA1c 6.5%未満::要再検査
空腹時血糖 110-125mg/dl ::糖尿病になるリスクが高いため定期的(最低限3-6か月ごと)な検査もしくは糖負荷の検査
HbA1c 6.0-6.4% :: 糖尿病になるリスクが高いため定期的(最低限3-6か月ごと)な検査もしくは糖負荷の検査
空腹時血糖 100-109mg/dl::糖尿病になるリスクあり境界型
HbA1c 5.5%以下 空腹時血糖 100未満 ::正常