院長からの一言
歩くと足が痛くなる
ちょっと遅くなりましたが皆様明けましておめでとうございます。今年もよろしくおねがいします。 今回は足を栄養する血管の動脈硬化のおはなしです。歩くと足が痛くなる病気には、最近みのもんたさんが手術して話題になった脊柱管狭窄症…
続きを読むまずは出来るところから
ここで何回か動脈硬化について書いてきましたが、今回はその対処法について述べたいと思います。 まずは心筋梗塞や脳梗塞などの動脈硬化による病気がどのくらい多いのか?ということですが、2002年のWHO(世界保健機構)報告によ…
続きを読む狭心症と薬剤溶出性ステント(DES)について
まずは狭心症について解説します。狭心症とは心臓を栄養する血管(冠動脈といいます)が動脈硬化を起こし狭くなることによって起こります。安静にしているとき心臓の筋肉はあまり酸素を必要としないので、冠動脈に狭いところがあってもな…
続きを読むむくみには利尿剤?
外来診療をやっているとむくみのある患者さんがたくさんいらっしゃるのに驚かされます。今回はこのむくみについて、皆さんに知っておいて欲しいことを書いてみます。 まずむくみ=医学的にいうと浮腫とはなんぞや?ということですが、そ…
続きを読む尿中アルブミンについて
血液のなかを流れているタンパクにはアルブミンとグロブリンがあります。尿中に出てくるタンパクはこのうちアルブミンのほうです。早期の糖尿病性腎症でアルブミンが尿中に出てくることは以前より知られていました。そこでこれまでは主に…
続きを読む私の動脈硬化はどれ位?
高血圧、糖尿病、高脂血症(コレステロールが高い)、最近話題のメタボリックシンドロームは症状がないことがほとんどです。ではなぜこれらの病気は治療が必要なのでしょうか?そう、みなさんご存知のとおり動脈硬化をおこし、脳卒中や心…
続きを読むBNPと心不全
BNPとはbrain natriuretic peptideのことで、日本語になおすと、脳性ナトリウム利尿ペプチドです。といってもなんのことだかピンときませんね。実は心臓って頭がいいんです。じぶんに負担がかかるとなんとか…
続きを読む糖尿病と血管障害
糖尿病はいまや日本人の国民病になっています。予備軍まで含めると1600万人あまりの患者さんがいると推定されています。糖尿病は発症時にはのどの渇きや全身倦怠感などの症状がでることもありますが、時間がたつと多少血…
続きを読むメタボリックシンドロームって何
最近、雑誌や新聞などでメタボリックシンドロ-ムという言葉を目にすることが多くなってきました。じゃメタボリックシンドロームってなに?と聞かれて正確に答えられる方は少ないと思います。そこで今回はこのメタボリックシンドロームに…
続きを読む現代でも通用する貝原益軒の養生訓
貝原益軒は江戸初期から中期に活躍した医学者、儒学者で、教育にも携わっていました。彼は生涯に約100冊の本を出版し、そのなかで一番有名なのが「養生訓」です。8巻からなる養生訓の3巻、4巻に「食養生」が書かれていますがこれは…
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